妊婦さん

2015年7月13日 月曜日

歯科治療中に妊婦さんの具合が悪くなったら・・・。

こんにちは。
新宮町の歯医者さん、さくら歯科副院長の坂元ですhappy01

歯科治療を行う際、ほとんどの場合仰向けで行いますが、妊婦さんは、妊娠後期になると、仰向けに寝ると体調がすぐれなくなることがあります。
これを「仰臥位低血圧症候群」といいます。
もしも気分が悪くなったら、左を下にして寝るようにしていただきます。
どうして左が下なのでしょうか?

まず、「仰臥位低血圧症候群」になる理由について、考えてみます。
母体の下腹部付近にある、腹腔動脈と下大静脈の上に胎児が乗っかり、血管を圧迫します。
そのことで、もともと勢いの弱い静脈は、血流が低下してしまい、母体の心臓に血液が戻りにくくなってしまいます。そうすると、心臓から血液を出せなくなってしまうので、全身に送る血液が少なくなり、血圧が低下し、体が酸素不足に陥ります。その結果、悪心・嘔吐、生あくびなどの「仰臥位低血圧症候群」になるのです。



仰向けに寝て、「仰臥位低血圧症候群」になった妊婦を左側臥位(左を下にして横になる体勢)にすると、どうなるかというと・・・・、
動脈は左、静脈は右にあるため、左側臥位にすると、胎児の体重が左にある動脈の方に乗っかります。その結果、静脈にかかる力の比重が小さくなり、血流が再開します。動脈は血流が強いので、どうにか流れるため、血流は止まりません。

以上のような理由で、妊娠後期は仰向けで体調が悪くなった際に左を下にして寝ると楽になるのです。

もし身近で妊娠後期の妊婦さんが仰向け寝で気分が悪くなったら、左側臥位にしてあげてくださいねdog
 

投稿者 さくら歯科 | 記事URL

2014年9月18日 木曜日

感染の窓~お母さんの口腔ケアでお子さんを虫歯菌から守りましょう。


こんにちは。
新宮町の歯医者さん、さくら歯科副院長の坂元です。

久しぶりのアップです。
今日は、'感染窓'についてです。

'感染の窓'はご存じですか?
妊娠経験のあるお母さんたちにはかなり有名になって来ましたが、まだまだご存じない方も多いようです。

感染の窓とは、乳歯が萌えて来る19か月から31か月の間に、ミュータンス菌(虫歯菌)に母子感染するとくに危険な時期をいいます。



歯が萌えていない乳児には、虫歯菌は検出されません。
虫歯菌に感染しやすい'感染の窓'の時期は、ちょうど前歯が萌え揃った後、奥歯が萌え始めてから萌えそろうまでの時期です。
この時期に、お母さんをはじめとして家族のケアを注意して感染の時期を遅らせるだけでも虫歯のリスクが減少することが報告されています。

感染予防は非常に大切ですが、親子のコミュニケーションがなくなってしまうのもよくありません。
赤ちゃんと同じ食器を使う、キス、口移しなどを一切やめるというのは現実的に難しい話です。
お母さんをはじめご家族は、歯科医院での定期的なクリーニングを受け、毎日のケアを徹底することで、ご自身の口腔ケアをきちんと行い、ひいてはお子さんのお口の中を守りましょう。


上のグラフは、初産の母子を子供が3歳になるまで母親の口腔管理を行ない、その後7歳になるまで子供の口腔を追跡調査したもので、3歳までの子供への感染は何も行なわなかったグループに比べてう蝕病原細菌の検出率が非常に低く、その後低いまま保たれているのがわかります。

現在では、マイナス0歳からの虫歯予防が推奨されています。
妊活~妊娠中からお母さんの口腔ケアを行い、お子さんを虫歯菌から守るというものです。
小さいころから虫歯には悩まされた、という方は是非!!大切なお子さんを虫歯菌から守ってあげてください。


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2014年8月18日 月曜日

妊娠中の歯の健康、大切です!

こんにちは。
新宮町の歯医者さん、さくら歯科副院長の坂元です。


妊娠中、または、妊活中のお母さん、'お母さんの歯の健康がおなかの赤ちゃんにも影響する'ということをご存じでしょうか?

口の中の菌はお母さんから感染するということは、結構みなさんご存じかもしれません。
産まれてきたばかりの赤ちゃんは無菌状態で生まれてくるのですが、お母さんから口移しで食事をしたりする際などに、お母さんから菌に感染します。
歯が生え始めたくらいから感染が始まり、大体2歳前後で感染した菌が定着します。
一般的には、妊娠すると安定期まで本格的な治療は行わないので、妊娠前に治療を済ませ、お口の中の虫歯菌・歯周病菌を減らしておく必要があります。


また、妊娠を希望する場合、または妊娠中の場合、歯の健康でまず問題になって来るのは歯周病です。

歯周病だと、早産や低体重児出産のリスクが上がります。
最近の調査では、約5倍に上がるとの報告もあります。
成人の8割は歯周病と言われていますので、他人事ではありません。
また妊娠中は、ホルモンのバランスが崩れやすかったり、つわりで口の中が酸性になりやすいにもかかわらず、満足に歯磨きが出来ないことも多く、歯周病や虫歯が悪化しやすい時期でもあります。



是非妊活中に歯の治療を済ませ、妊娠中にもこまめにクリーニングに通院するなど歯のメンテナンスをされることをお勧めします!





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