全身の健康

2015年7月15日 水曜日

骨粗しょう症のお薬に注意!

こんにちは。
新宮町の歯医者さん、さくら歯科副院長の坂元ですhappy01

新聞などでも一時期報道されていましたが、歯科治療を受診される際に、ビスフォスフォネート製剤という種類の骨粗しょう症のお薬を飲まれている方は、気をつけましょう。
何故なら、ビスフォスフォネート製剤を投与してらっしゃる方に抜歯などの外科処置を行うと、骨壊死が起こる例が非常に多くみられるからです。
抜歯などの外科処置を行った後に、骨が露出して治らなかったり、歯周炎などの感染が広がり膿が止まらなくなったりして、顎の骨が壊死してしまうというもので、治療が非常に困難になります。
ビスフォスフォネート製剤を長期にわたって服用している方や、高齢者、ステロイドの内服をしている方、糖尿病の方、喫煙者などはビスフォフォネート性顎骨壊死の可能性が高まります。



ビスフォスフォネート製剤は、骨を吸収する細胞を抑制します。
そのため、骨粗鬆症、関節リウマチ、パジェット病のような骨代謝疾患、そして悪性腫瘍など多くの疾患に使用されています。骨に転移する性格を持つ乳癌や前立腺癌、骨髄腫において骨破壊による痛みの緩和や、高カルシウム血症の制御に特に効果的です。また膠原病などでステロイド剤を長く内服している方は薬の副作用で骨粗鬆症になりやすいため、予防としてビスフォスフォネート製剤が一緒に処方されることも多くなっていますので、上記の疾患の方は、処方されている可能性があるので、歯科治療の際にチェックが必要です。

主な薬の商品名はこちら。
注射剤 : アレディア、オンクラスト、テイロック、ビスフォナール
経口製剤 : ゾメタ、ダイドロネル、フォサマック、ボナロン、アクトネル、ベネット

最も大切なのは、口腔衛生状態を清潔に保つために毎日の歯磨きをきちんと行うこと、定期的に歯科医院で検診とメインテナンスを受けることです。また、歯科医院に行ったら骨粗しょう症のお薬を服用していることを必ず伝えましょう。
また、骨粗しょう症の薬の服用が始まる前に、歯の治療を済ませておくことも大事です。

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2015年6月26日 金曜日

トランス脂肪酸って知ってますか?

こんにちは。
新宮町の歯医者さん、さくら歯科副院長の坂元ですhappy01

先日アメリカは、トランス脂肪酸を2018年までに全面撤廃する、ということを発表しました。

トランス脂肪酸は、水素添加されている不飽和脂肪酸の一種です。
天然のものもありますが、ほとんどのものは水素添加することによって作られた、人工的な油です。その構造は、プラスティックによく似ていると言われています。

トランス脂肪酸は、マーガリンやショートニングに含まれています。
ショートニングは、市販のケーキ、アイスクリームなどのお菓子や食パン、ピザ、コーヒークリーム、カレーやシチューのルウなどに使われています。
また外食産業の油にも使われているため、からあげやフライドポテトなどにも使われていますwobbly



アメリカの報告では、トランス脂肪酸の過剰な摂取はLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が増加して、肥満や糖尿病、動脈硬化に心臓疾患のリスクを高めるといわれ、また2014年11月には米国で記憶力が低下する傾向があるとの研究結果も発表されました。

トランス脂肪酸は総摂取量を、摂取カロリーの1%未満にするよう勧められていますが、日本人の1日の平均摂取量が0.3~0.6%と言われています。しかし、上記のような食品をよく食べる方は、注意が必要です。

日本では国が規制してくれないので、自分で気をつけるしかありません。
表示もあいまいで分かりづらいのですが、ショートニングとマーガリンは、摂取を控えるよう気をつけた方がいいですね!
 

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2014年8月 4日 月曜日

歯科用アマルガムについて

こんにちは。
新宮町の歯医者さん、さくら歯科副院長の坂元です。


初めてする話ではないですが、大事な話なので、時々触れようと思います。
今日は、'歯科用アマルガム'についてお話しします。

アマルガムは、主に水銀から成る歯の詰め物で、20年くらい前までは使用されていましたが、最近ではほとんど使用されていません。
水銀というと、四大公害である水俣病の原因物質として有名です。
水俣病の原因となった水銀は、メチル水銀といって神経性の毒で、水俣病の主な症状は次のようなものです。

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水俣病の主な症状

①わけもなくころぶ。まっすぐ歩けない。ボタンをかけたり、衣服の着脱など日常の動作が思うようにできない。(運動失調)
ことばが不明瞭。(講音障害)

②まっすぐ見たときに周辺が見えにくい。(視野狭窄)

③触れているのはわかるが手のひらに書かれた数字がわからない。さわった物の形や大きさがわからない。ざらざらとすべすべの区別がわからない。(感覚障害)

④力が入りにくい。筋肉がけいれんを起こしやすい。(運動障害)

⑤音の識別ができない。相手の言うことが聞き取れない。(聴力障害)

⑥じんじんするしびれ。さわられても感じにくい。熱いものや冷たいものにさわっても感じにくい。(感覚障害)

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水俣病の水銀は有機水銀で、歯科用アマルガムに使用される水銀は無機水銀なので、厳密には違うものなので、上記のような強い症状が、歯にアマルガムを詰めた方に出るわけではありません。

とはいえ、口の中にアマルガム中の水銀は溶け出して、内臓にたまります。

アマルガムが口の中にあることによって、

①金属アレルギーになる可能性
手のひらや足の裏がアトピーのようにアレルギー症状が出ます。

②原因の分からない不定愁訴の可能性
水銀は神経毒物とも呼ばれ、無機水銀といえども健康への影響が懸念されています。全身にあらわれるさまざまな不快な症状――感覚異常・不眠・神経的なイライラ・頭痛・めまい・アレルギー・原因不明の痛み等――は、お口の中のアマルガムのせいかもしれません。

③胎児・乳児への影響
水銀の影響で妊娠しにくくなる(不妊症になりやすい)という報告もありますし、水銀が、胎盤を通して胎児に届いてしまったり、尿や汗という排泄の一種として、母乳から水銀が出て行くおそれもあると言われています。

さくら歯科では、アマルガムが詰めてある方には、その旨を伝え、詰め替えなどの治療の希望をお尋ねしています。
もし口の中にアマルガムがないかどうか、調べたいという方がいらっしゃったら、是非ご連絡ください。



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2014年6月21日 土曜日

喫煙と歯周病

こんにちは。

新宮町の歯医者さん、さくら歯科副院長の坂元陽子です。



今日は喫煙と歯周病についてお話しします。


喫煙は、糖尿病と並んで、歯周病を悪化させる2大要因です。

メラニンにより歯ぐきが黒くなったり、また歯ぐきが硬くなって出血しにくくなってしまい歯周病の発見が遅れることもあります。
メラニン沈着は受動喫煙によっても起こることが知られており、親の喫煙が子供の歯肉メラニン色素沈着をおよそ5倍以上のリスクで増強するという報告もあります。

また、歯周病が悪化したために歯ぐきの手術を行っても予後が悪いし、インプラントを埋入しても血流が悪いために予後が悪いことはしばしばです。


喫煙により全身の細胞が酸素不足、栄養不足になってしまうので、老化も早くなります。

喫煙は癌・循環器疾患(心臓病・脳卒中)・呼吸器疾患(肺気腫・喘息)などの多くの病気の原因であることはよく知られています。

一方、禁煙により歯周病を予防し、たとえ進行した歯周炎であっても歯周治療による治癒がよくなり、歯の喪失が抑えられます。

喫煙の歯周組織への影響は比較的若い年代からあらわれ、しかも発見しやすい部位にあるという点(歯肉メラニン色素沈着・歯の着色・口臭など)が特徴です。しかも他の臓器に及ぼす影響とは異なり、直接その影響をみることができます。


喫煙は依存によるものが大きいので、本人が本気で辞めたいと思わない限り難しいですが、医療機関による禁煙支援なども利用すると成功率は高くなるでしょう。


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2014年5月21日 水曜日

奥歯の黒い詰め物について

こんにちは。
新宮町の歯医者さん、さくら歯科副院長の坂元です。

奥歯に黒い詰め物が入っていませんか?



この黒い金属は、アマルガムといいます。
アマルガムとは、銀・スズ・銅・亜鉛、水銀などが含まれる合金で、奥歯の治療によく使われてきた材料です。
水銀が多量に含まれお口の中で劣化し腐食しやすい傾向があり、人体に影響を及ぼすおそれがあるため、現在ではほとんど使われていません。

アマルガム中の水銀の粒子や水銀の蒸気は、体内に流出し、自覚のないままに吸収され、腎臓、肝臓、脳などに蓄積される可能性があります。
それによって、アトピーのような皮膚の炎症や、手のひらや足の裏などに掌蹠膿疱症という水泡状の湿疹が繰り返しあらわれたりします。
また、全身にあらわれるさまざまな不快な症状
――感覚異常・不眠・神経的なイライラ・頭痛・めまい・アレルギーなど――
が、実際、アマルガムを除去することで
改善されるケースも少なくありません。
また、子供を希望する女性や妊産婦の方にとっては、水銀のために妊娠しにくくなるという報告があるうえに、水銀が胎児や母乳にまで届く怖れがあります。

アマルガムの除去をご希望の方は、大きさによって、プラスティックの白い詰め物や銀歯(パラジウムという金属で、水銀は含みません)セラミック(白い詰め物)などに詰め替えることが出来ますので、ご相談ください。





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